麻雀の役である国士無双は、特殊な形で上がる役の1つです。
役は、役満で点数は子なら32000点、親なら5割増しの48000点です。
国士無双とは、マンズ、ピンズ、ソウズの1と9の6種類と字牌7種類すべて集めた特殊な役です。
当然、鳴きではできません。
今回は、麻雀の役、国士無双について詳しくお伝えします。
麻雀の役、国士無双の点数について
国士無双は役満のため、子の場合は32000点、親の場合は5割増しの48000点になります。
子のアガリの場合
子が国士無双でアガリの場合、32000点なので、
- 親から16000点
- 2人の子から8000点
になります。
親のアガリの場合
親が国士無双でアガリの場合、48000点なので、
- 3人の子から16000点オール
となります。
積み棒があれば、積み棒の数だけ追加になります。
ローカルルールでは、国士無双13面待ちはダブル役満の時もある
場所にもよりますが、国士無双13面待ちでアガリの場合、ダブル役満と数えるところもあるようです。
- 子でダブル役満アガリの場合、64000点
- 親でダブル役満アガリの場合、96000点
になります。
上がれれば、一発逆転の大チャンスです。
逆に、他の3人に上がられた場合、大きな点数を支払うことになるので、点数がなくなり試合終了の可能性があります。
親のダブル役満は32000点オールです。
麻雀の役、国士無双の作り方
麻雀の役である国士無双は普通のアガリ役のように暗刻や順子などのメンツを集めない特殊な形です。
特殊なアガリ役のため、チー、ポン、カンはすることができません。
必要なのは、数牌である、マンズ、ピンズ、ソウズの1と9を1種類ずつの6枚と字牌7種類の合計で13枚を集めるようになります。
さらに、雀頭が必要になりますので、どれか1種類の牌を対子にする必要があります。
対子にする牌は13種類のどの牌でも構いません。
数牌の1と9の6種類。
字牌の7種類、風牌の『東』『南』『西』『北』と三元牌の『白』『撥』『中』が必要になります。
序盤で、字牌は良く捨てられる場合があります。
当然ですが、国士無双に必要な牌13種類の内、どれか1種類でも4枚すべて捨てられた場合、そこで国士無双を作ることができなくなります。
国士無双を狙う場合は、場に見えていない残りの牌を予測して作る必要があります。
国士無双の待ちは13面待ちか、1枚待ちになる
理想は13面待ちだが・・・
国士無双の理想のテンパイはこのようになるのが望ましいです。↑
この場合、雀頭がないだけなので、驚異の13面待ちになります。
数牌の1と9、字牌のどれかを自分でツモる、もしくは相手から捨てられればロンアガリになります。
13面待ちだと、確実に上がれそうな気がします。
国士無双の13面待ちの場合、ローカルルールによっては、ダブル役満と数えることもあります。
ほとんどが1枚待ちになる
国士無双を役作りしていると、どうしても途中、必要な牌が重複する場合があります。↑
上記のように、雀頭ができている状態で待つようになります。
1種類だけ欠ける状態でテンパイになるので、欠けた牌で待つようになります。
この場合、待ちは
『中』になります。
フリテンに注意しよう
国士無双で13面待ちになった場合、どれか1種類でも自分で捨てているとフリテンになります。
フリテンの場合、相手の捨て牌からは上がることができなくなります。
フリテンで相手の捨て牌から間違って上がるとチョンボになるので注意が必要です。
ですが、フリテンをしていても自分で引いてツモアガリなら上がることができます。
不調の時こそ国士無双を狙うべし
オカルト話ですが、国士無双は、不調の時に出やすいと言われています。
調子が良い場合、波に乗ってる場合は配牌の流れも良く、すぐリーチをかける状態になることが多いです。
国士無双は、基本的に1と9の么九牌と字牌のみでの構成なので、割と形が良くない状態からのスタートになります。
それが、不調の時に出やすいと言われる理由です。
順子、刻子もなく、13種類の牌を1ずつ集めるのが国士無双になります。
さいごに
役満の中でも割と出やすく、不調の時に一発逆転を狙うなら国士無双です。
子なら32000点、親なら48000点です。
特に最初の配牌の時に、国士無双に必要な牌が9枚以上、特に字牌が多く含まれている場合はチャンスと言えます。
字牌7種類すべて揃っているなら、国士無双を狙うべきです。
九種九牌で流すのか、それとも国士無双を狙うのか決断するときです。
楽しみがありますね♪
国士無双で上がった時の興奮は素晴らしいものになります。
不調な時ほど国士無双!
是非、チャレンジしてみてください。