麻雀でまれに起こる九種九牌。
九種九牌とは、初めの配牌の段階で数牌の1,9牌と字牌が9種類で9枚以上手元にあることをいいます。
俗にいう国士無双に必要な牌が9種類で9枚以上あると流局させることができます。
途中流局か国士無双を狙うかのポイントをお伝えします。
九種九牌は、ヤオチュー牌が9種類以上必要
- 親は配牌の14枚の段階
- 子は誰も鳴いてない状態で第1ツモの時点
で、手牌の中にヤオチュー牌(1、9、字牌)が9種類以上あり、九種九牌を宣言したときに成立します。
非常に手配が悪いので、途中流局でやり直すための緊急処置のようなものです。
もちろん、
- 九種十牌
- 十種十一牌
でも成立します。
九種九牌は宣言しなくても良い
九種九牌は必ず宣言するという事ではありません。
本人の意思でそのまま宣言なしで続投することもできます。
宣言しない大きな理由は、国士無双という役満を狙える大チャンスだからです。
あくまで、途中流局は本人の自由な選択になります。
第一ツモ前にチー、ポン、カンされると宣言できない
子が、九種九牌で流局するには、第一ツモを引く必要があります。
ただし、第一ツモの前に、
- チー
- ポン
- カン
など、誰も鳴いていないときのみ宣言することができます。
また、九牌あっても八種の場合は宣言できないので注意しましょう。
途中流局になると、親の連荘で再スタート
九種九牌で途中流局になると、再スタートになります。
親の連荘で積み棒が1つ増えます。
もう一度、配牌からとなります。
字牌7種類あるなら国士無双を狙え
九種九牌は必ず途中流局させるわけではなく、選択できます。
途中流局も良し、国士無双を狙うのも大いにありです。
途中流局か国士無双狙いかを決める要素は字牌の数です。
字牌7種類すべて揃っているなら狙うのもありです。
字牌は序盤で捨てられる可能性が高く、また、終盤の方になると警戒して出てこなくなるからです。
国士無双は、1種類でも場にすべて捨てられれば終了になります。
役満と呼ばれるだけあり、簡単に作ることができない、成立条件が厳しい役です。
さいごに
九種九牌は、手配が悪いとき、つまり自分のツキの流れが悪いときに起きやすいと言われています。
そのため、一発大逆転の国士無双ということもあり得ます。
ただし、自分の手配が悪い以上、他家の手配は良い可能性があるので注意しましょう。