麻雀の対局中、四喜和や大三元の役満になる確定牌を、リーチ後に鳴かせた場合はどうなるのか?
責任払いが発生するのか気になるところです。
結論は、リーチ後にツモ切りで確定牌を鳴かせれば責任払いが発生します。
責任払いの成立する条件や点数の支払い方法を徹底解説していきます。
責任払いとは?
責任払いとは、役満を確定させる最後の牌を鳴かせてしまい、その役満確定者が役満を和了した場合、役満確定牌を鳴かせた人が責任を持って点数を支払うということです。
責任払いを『包則』のパオと言います。
リーチをしている、していないは関係なく、役満が確定する牌を鳴かせてしまえば責任払いが発生します。
そもそもリーチは、
- 上がり牌以外のツモ牌はすべて捨てる
- リーチ後は手牌を変えられない
- 和了すれば裏ドラがのる可能性がある
ことがルールであり、点数を高くするために自分に縛りを付けて仕掛ける役です。
諸刃の剣、それがリーチです。
リーチ後に、悪いタイミングで他家の最後の役満を確定させる牌をツモった場合、その確定牌で自分が和了できなければ、そのまま捨てることになります。
捨て牌で鳴かせてしまえば、責任払いが成立します。
ただし、責任払いが成立したとしても、役満確定者の和了の仕方で点数の支払い方が変わってきます。
役満確定者がツモの場合
役満確定者がツモで和了した場合、責任払いをする方が1人で点数を支払います。
役満確定者が親なら48000点、子なら32000点の支払いです。
積み棒があれば、さらに追加の支払いになります。
役満確定者が責任払い以外の他家からロンの場合
責任払いの方以外の他家2名のどちらかからロン上がりの場合は、振り込んだ他家と責任払いをする2名で半分ずつ支払います。
役満確定者が親なら24000点ずつ、子なら16000点ずつの支払いとなります。
積み棒があれば、同様に追加支払いになります。
リーチ後も役満確定牌を捨てれば責任払い
リーチに関係なく、役満を確定させる牌を鳴かせれば責任払いが成立します。
リーチは、自分が勝てると思い勝負を挑むことなので、他家に振り込むことは仕方のないことです。
勝つときもあれば、逆に負けるときもあるのが麻雀であり、そこに面白さがあります。
責任払いが発生する前は、すでに場に前兆が表れており、鳴かれた牌がヒントを物語っています。
大四喜なら風牌の3種類が、大三元なら三元牌の2種類が場に見えているはずです。
責任払いは大三元と大四喜だけ
責任払いは、
- 大三元
- 大四喜
の2つの役満のときのみ発生します。
チー、ポン、カンの鳴く行為は、牌を場にさらすことに繋がります。
常に目に見える形で出ているわけですから、危険牌の予測は容易にできます。
風牌を3種類か、または三元牌を2種類、同じ人が鳴いていたら要注意となります。