麻雀には、フリテンというやってはいけないルールがあります。
反則すると、チョンボとなり、満貫の支払いとなります。
フリテンになる要素について総まとめいたします。
フリテンとは?
他家の捨て牌では上がることができないテンパイの状態を言います。
ツモ上がりはできますが、ロン上がりはできません。
誤ってロン上がりを宣言してしまうと、チョンボとなります。
フリテンになる3種類パターン
自分で上がり牌を捨ててしまっている
一番多いフリテンが自分で上がり牌を捨てている場合です。
自分の上がり牌をどれか1枚でも捨ててしまうと、ロン上がりはできません。
ロン上がりはできませんが、ツモ上がりはできます。
フリテンの状態で、ロン上がりするとチョンボ(ペナルティ)が発生します。
リーチ後の上がり牌の見逃し
リーチ後に、上がり牌をロンせずに見逃した場合、フリテンになります。
上がり牌見逃し後、他家が再び上がり牌を捨ててもロン上がりすることはできません。
見逃しても、ツモ上がりはすることができます。
上がり牌が多いと、自分がフリテンに気がつかない場合もあるので注意しましょう。
一時的なもの
自分が捨て牌をしてから次のツモまでの間の同巡内に上がり牌を見逃してしまったときは、フリテンとなり、次の自分のツモが過ぎるまで、他家が捨てた牌でロン上がりすることはできません。
同巡内に上がり役がないためにロン上がりできない牌が捨てられ、自分のツモを通過する前に上がり役が付く上がり牌が捨てられた場合も同様にロン上がりすることができません。
一時的なフリテンは次の自分のツモが過ぎればフリテン解消となり、ロン上がりすることができます。
フリテンのリーチは上がれるの?
リーチをかけたものの、リーチ後にフリテンと気が付いた場合、反則になるのでしょうか?
反則にはなりませんが、他家からロン上がりすることはできません。
自分のツモのみで上がることができます。
フリテンのチョンボは満貫支払い
チョンボは満貫の支払いとなります。
親と子で点数の支払い方法が変わります。
自分が親の場合
自分が親の状態でチョンボを行った場合、親の満貫(12,000点)を子に平等に支払います。
子3人に4,000点オールの支払いとなります。
自分が子の場合
この場合は、満貫(8,000点)を支払います。
親に4,000点、子2人に2,000点づつの支払いとなります。
チョンボでの満貫支払いは、大きな痛手です。
捨て牌を良く確認しフリテンにならないように注意しましょう。
さいごに
フリテンは、ロン上がりできませんが、ツモ上がりはすることができます。
ただし、フリテン後、ツモで上がれることはまれです。
他家の捨て牌を常に凝視し上がれるチャンスを逃さないようにしましょう。