麻雀に勝てないのには理由があります。
そもそも、麻雀の基本は振り込まないゲームであることです。
また、勝負は4人、つまり1人が勝ち、3人は負けるゲームです。
初心者が陥りがちな勝てない理由をお伝えします。
牌の展開方法が悪い
字牌や対子から刻子に持っていくことばかり考えていませんか?
刻子、つまり暗刻にするよりも順子にしたほうが牌効率は良くなります。
なぜなら、同じ牌は4つしかないからです。
暗刻にするという事は、4枚中3枚を自分のところに引き込むことになります。
1暗刻ならまだしも三暗刻、ましてや四暗刻は至難の業と言えます。
順子の場合、例えば、『2萬、3萬』を持っていた場合、『1萬か4萬』を引けば順子が完成します。
1萬、4萬はそれぞれ4枚ずつありますから8枚は場にあることになります。
このことから、暗刻にするより順子にしたほうが、上がる確率が高く早いことが分かります。
麻雀はどんな手であれ、早く上がった方の勝ちです。
大きな役を狙いすぎる
麻雀の得点の高さは、難易度の高さを意味しています。
つまり、そんなに簡単に高得点は出せないのです。
役満の、
- 国士無双
- 大三元
- 緑一色
- 清老頭
- 四暗刻
- 字一色
- 四喜和
- 九連宝燈
を見ても、作るには高難易度の役ばかりです。
麻雀は配牌が6割を決めると言われています。
初めの配牌が非常に重要と言えます。
配牌から、いかに素早く和了にもっていくかが勝負の決め手です。
早く上がろうと我慢できず鳴きすぎる
何か狙いがあって勝負するために鳴くのは良いでしょう。
しかし、何も考えず早く上がるためだけを重視し鳴くのは危険な行為と言えます。
鳴くのが危険な理由は、
- 自分の捨て牌の選択肢が減る
- 鳴いた牌を、場にさらすので相手にバレる
があります。
究極なのは、裸単騎で、自分の捨てる牌の選択肢が2択しかないことになります。
もし、持っている2枚とも相手の当たり牌なら、確実に振り込むことになります。
鳴くと振り込む可能性が高まる
鳴きをしていない場合、手元には14枚の牌があります。
14枚の中から捨てる牌を自由に選択できます。
ところが、
- 1鳴きで残り10枚
- 2鳴きで残り7枚
- 3鳴きで残り4枚
- 4鳴きで残り1枚(裸単騎)
となります。
鳴くと選択できる牌が徐々に少なくなっていくため、相手の当たり牌を捨てる可能性が高まります。
鳴くと翻数と符も下がる
鳴くと翻数が下がる役があります。
- 清一色
- 混一色
- 一気通貫
- 三色同順
- ジュンチャン
- チャンタ
などです。
また、鳴くとロン上がりで10符がつなかくなります。
基本符は20符で、メンゼンのロン上がりは10符の加符なので何もしなくても30符は付きます。(七対子は除く)
鳴くと点数が下がる原因の1つです。
さらに、リーチができなくなります。
場には運や流れがある
麻雀は、
- 最初の配牌
- ツモの引き
が勝敗を大きく左右します。
良い時は良いですし、悪い時は何をやっても悪く、流れが悪い時に仕掛ければ逆に相手に振り込むこともあります。
麻雀は4人で点数を奪い合うゲームです。
自分の流れが悪い時、他家の誰かは良いのです。
時には我慢も必要です。
自分が親のときは待ちが悪くても勝負
半荘戦の場合、必ず親は2回来ます。
親のときに勝負を仕掛ける理由は、点数が5割増しになるからです。
いつもなら3翻で3,900点の点数が、親なら5,800点です。
満貫なら12,000点にもなります。
そのため、自分が親の場合、
- カンチャン待ち
- ペンチャン待ち
- 単騎待ち
- シャンポン待ち
など、待ちが悪い状態でのリーチでも早めに仕掛けることは有利に働きます。
他家3人の子を勝負させず、勝負から下ろすことも心理作戦の1つです。
例え、流局しても、もぅ1度、親の連荘でスタートさせることができます。
積み棒も増え、さらに点数が増える可能性が高まります。
他家の捨て牌が読めず振り込みが多い
典型的なのが、捨て牌から当たり牌を見抜けないことです。
一番点数を失うパターンは相手への振り込みです。
例え、自分だけがノーテンでも3,000点の支払いで済みますが、振り込めば3,000点の支払いでは済まない場合もあります。
ましてや、相手が親であれば、5割増しの点数を奪われます。
当たり牌を読む方法の1つにスジがある
ピンフ系の待ちの場合、必ず両面待ちです。
よって、
- 1,4,7
- 2,5,8
- 3,6,9
というスジを読むことができます。
例えば、相手の場に4萬が捨てられている場合、7萬は安全である可能性が高いと読むことができます。
両面待ちは、待ち牌が8枚もあるので上がりやすい方法です。
さいごに
麻雀で常に勝ち続けることはあり得ません。
逆もまたしかりで負け続ける事もあり得ません。
麻雀で勝つ秘訣は、まず、振り込まないことです。
そして、強烈な引きです。