麻雀で比較的簡単に作ることができる平和(ピンフ)のみの点数は子の場合、基本は1000点です。
麻雀には、翻と符の2つにより点数が構成されています。
今回は、麻雀役の平和(ピンフ)について詳しく解説していきます。
平和(ピンフ)のツモアガリは2翻20符になる
麻雀の点数の基本符は20符となっています。
20符から牌の組み合わせにより符が追加となり、符を合算し、一の位は切り上げ計算です。
平和(ピンフ)のツモアガリには2符はつかない決まりになっています。
平和(ピンフ)に『鳴き』はなく、
- 4メンツすべてが『1,2,3』や『4,5,6』などの順子
- 両面待ち
- 雀頭は3枚以上揃えれば1翻になる字牌以外のもの
が条件となっています。
基本符の以外のアガリ符は付かない特殊なアガリ役になります。
ピンフ、ツモで子の場合、2翻20符となり1300点となります。
親は700点、子は400点の支払いとなります。
親の場合は、2000点で700点オールとなります。
また、ドラや積み棒がある場合はドラの数、積み棒の数によって支払点数が増加し変わってきます。
平和(ピンフ)のロンは1翻30符になる
平和(ピンフ)のツモは2翻20符ですが、相手から上がるロンは符の計算方法が違ってきます。
平和(ピンフ)のになる条件は上記と同じですが、メンゼンでロンアガリの場合、基本符に10符が追加になります。
そのため、平和(ピンフ)ロンは1翻であり、基本符の20符に加えロンアガリの10符が追加となり合計で30符となります。
ピンフロンは、1翻30符となります。
子の場合は1000点で、親の場合は1500点になります。
手配にドラ牌や積み棒があればさらに点数が増加します。
麻雀の基本符は20符
麻雀の得点は、翻数とアガリ符の2つによって計算されます。
例えば、平和(ピンフ)でロンアガリの場合、翻数は『1翻』になります。
親の場合、子の場合でも点数が変化します。
翻数とは
ツモ、またはロンで自分の牌で完成しているアガリ役の事です。
複合している翻もすべて数えるようになります。
翻数にはドラも数える
麻雀は、ドラのみで上がることはできません。
ドラはオプションのようなおまけであり、基本の翻があり、そこにドラ牌として翻に追加になります。
ピンフで上がり、ドラを手牌に2枚持っていれば、ピンフ、ドラ、ドラとなり3翻になります。
アガリ符とは
アガリ符とはアガリの手を構成している牌の組み合わせや形に付く点数の事です。
アガリの基本符は20符
どんな手で上がっても点数の基本符は20符になります。
符が0符や10符はありません。
20符から上がった場合の牌の組み合わせによって符が追加になっていきます。
ロンアガリで加符
鳴きのない、メンゼンでロンアガリをした場合は10符の追加になります。
鳴くと点数が下がる原因は、
- 符の点数が下がること
- 翻の役数が下がること
にあります。
鳴くと基本符の20符から点数の追加になりますが、メンゼンでロンアガリの場合は基本符の20符に10符も追加になるので30符となります。
ツモアガリでの加符
鳴きの『あり』『なし』に関わらずツモアガリですれば2符が追加になります。
ただし、
- 平和(ピンフ)
- 七対子
には、加符にならないので注意しましょう。
牌の組み合わせにより加符
雀頭に2~8の数牌を使用すると符は付きませんが、翻牌を使用すると2符の加符になります。
鳴きで作る明刻の場合、2~8の数牌は2符の加符、1,9牌や字牌は4符の加符となります。
鳴きのない暗刻の場合、2~8の数牌は4符の加符、1,9牌や字牌は8符の加符となります。
鳴きで作る明槓の場合、2~8の数牌は8符の加符、1,9牌や字牌は16符の加符となります。
鳴きのない暗槓の場合、2~8の数牌は16符の加符、1,9牌や字牌は32符の加符となります。
待ちの形で加符
待ちの形によっても、加符になる場合があります。
両面待ち、シャンポン待ちは符がつきません。
ですが、カンチャン待ち、ペンチャン待ち、単騎待ちでアガリの場合、2符が加符になります。
待ちが悪い場合は2符と覚えましょう。
アガリ符は切り上げ計算
アガリ符の合計は『一』の位を切り上げて計算し、10点刻みで計算されます。
つまり、基本符の20符に符を追加していき32符の場合でも38符の場合であっても切り上げで40符になります。
アガリ符が高くなると、必然的に点数も高くなります。
これを点パネと言います。
まとめ
平和(ピンフ)のみの点数は、
- 基本符20符にロンアガリの10符が加符で1翻30符となる
親なら1500点、子なら1000点になります。
平和(ピンフ)ツモの場合は、
- 基本符20符、平和(ピンフ)で1翻、メンゼンツモで1翻の2翻20符となる
親なら2000点、子なら1300点となります。
ピンフのツモアガリは2符が加符にならないルールになっているので注意しましょう。
ツモアガリは20符、ロンアガリは30符と覚えるようにしましょう。